xYuux Ellils
2008年01月12日
22:25
昔、私は多摩川の横の国道住んでいた
多摩川沿いは桜が満咲いて風で花びらが舞っていた。
小学4,5年生ぐらいの男の子たちがサッカーボールを眺めていた
川に浮ぶサッカーボールを棒でつついて取ろうとしていた
私はおねいさんぶって「取ってあげるよ!」
川沿いの段ボール箱に足をかけた瞬間
驚くほどの冷たい水とごぼごぼという音が私の耳に入った
私は顔半分右半身?水の中。
慌てて這い上がったが
サッカーボールは私の行動で川中央に流れていった。
「大丈夫ですか?」心配そうな小学生と
「あーあーー・・」と言う小学生
咳き込みながらごめんというのが精一杯で
私はずぶぬれのまま国道を渡って家に向かった
渋滞の国道はすぐ渡れて良かったけど、ずぶ濡れの女が歩く姿は
ドライバー達からはどう映ったのだろうか・・・。
お風呂に入って魚のような臭い体を洗い
友達に電話をした。
「ちょっとおおおお聞いてよ!!!!!!今日ありえないぐらい最悪なんですけどーーー」
私は一部始終。息を吸う間も惜しんで話しきった。
大笑いする彼女。
その彼女から今日電話が来た。
その当時の話を彼女は面白かったねと、
昨日の事のように話した。
で、どうして急にメッセじゃなく電話なの?ふとした疑問を口にした
彼女は寝起きだそうだ。
夢で私と一緒に何かから逃げるために物凄い速さで逃げ惑っていたという。
目の前にはバナナの皮。
彼女はとっさに、私がバナナの皮を踏んで滑るという
ビジョンが浮んだらしい
しかし。
私はバナナの皮を避ける為に 右に大きく踏み出し
ドブに落ち。そのドブの水に流されていったという。
彼女は自分の笑い声で起きたという。
川に落ちたこともドブに落ちたこともあるが
ドブで流されていった事は無い。
恐い夢のはずが彼女が笑ってくれた事で私はとても嬉しく思った。
恐い夢、見たらさ。私がドブに落ちて流されていくビジョンを想像しよう。
リアルでむかつく事があって行き場の無い腹立たしさを感じたら
私がドブに落ちて流されていくビジョンを浮かべて欲しい
そして右口角を上げて、ニヤ・・・と笑ってほしい。